こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
今回は一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2024年8月分の工作機械受注統計速報を紹介します。
工作機械の受注統計は、製造業のみならず経済全体を判断できる重要な指標です。
確認して今後の推移を考察していきましょう。
目次
2024年8月|工作機械受注統計速報
日本工作機械工業会は2024年8月分の工作機械受注統計(速報)を、次の通り発表しました。
2024年8月 | 前月比 | 前年同月比 | 2024年累計 | 前年同期比 | 2023年累計 | |
受注総額 | 1,107億7,100万円 | 89.4% | 96.5% | 9,747億7,900万円 | 97.7% | 1兆4,860億519万円 |
内需 | 321億9,400万円 | 90.2% | 90.1% | 2,923億1,900万円 | 89.3% | 4,768億2100万円 |
外需 | 785億7,700万円 | 89.1% | 99.4% | 6,824億6,000万円 | 101.8% | 1兆96億9800万円 |
2024年8月の受注総額確報値は、1,107億7,100万円で前月比89.4%と前月より10.6%下降しました。
前年同月比は-3.5%低い水準となっておりますが、好不況の判断の目安とされる1,000億円も今年に入ってから連続で上回りました。
内需・外需共に下降した原因としては、夏季休暇による生産活動の減少や為替の変動が考えられます。ただし、受注額自体も高水準をキープしているため、2024年の社会情勢や景気次第ではさらに上向くことも考えられます。
今後の工作機械の受注総額にどう影響するのか、来月の速報が発表され次第、新しい情報をお伝えします。
まとめ
今回は、日本工作機械工業会2024年8月分の工作機械受注統計(速報)を紹介しました。
当ブログでは、引き続き工作機械の動向をお伝えしていきます。
コメント