こんにちは、中古機械の高価買取を行なっている株式会社ダイナの広報担当・松本です。
アンボックスト・プロセス(Unboxed process) は、テスラが2024年後半に一般消費者向けモデルの量産開始を目指すべく打ち出した、新たな組み立て方式です。
自動車業界では新たな技術として注目されていますが、製造業・工作機械業界においては従来から行われています。
今回は、アンボックスト・プロセス(Unboxed process) の詳しい仕組みやメリットについて深掘りしていきます。
アンボックスト・プロセス(Unboxed process) は新たな組み立て技術
アンボックスト・プロセス(Unboxed process)では、フロント・フロア・リアボディ・左アッパー・右アッパー・ドアやフードなどの6つをモジュール化することで、工数削減を図る組み立て技術です。
数多くの部品で構成される自動車の製造には、多大な工数や労力を消費する分コストがかかります。
アンボックスト・プロセス(Unboxed process)で製造プロセスを一新できれば、コストダウンにつながり、大衆向けのモデル生産が可能になるでしょう。
製造プロセスの効率化だけでなく省スペース化も実現
従来の生産ラインから変更することで、省スペース化を実現できる可能性もあります。
アンボックスト・プロセス(Unboxed process)では、メインラインは中央、そこから左右の各ラインにつながる斜めのような生産ラインになります。
従来、プレス・溶接・塗装・最終組み立ての4つのプロセスが直列につながっていた場合と比較すると、設置面積を大幅に抑えられる見込みです。
そのため、コストのみならず工期も短縮できるでしょう。
工作機械業界ではアンボックスト・プロセス(Unboxed process)を導入済み
工作機械では、アンボックスト・プロセス(Unboxed process)は、すでに生産工程に反映されているといいます。
建設業など他業界においても、予めメーカー側で部品を加工して出荷するプレファブ化などが行われているように、業務の効率化対策はこれからも進むでしょう。
当ブログでは、これからも最新の技術を追っていきます。
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