プレス機械の能力は判断基準は？世界最大級のプレスも合わせて紹介

こんにちは、ダイナです！

工作機械の世界では、「プレス機械のトン数」という表現がよく見られますが、その意味やプレス機械の能力指標について、理解していない人も少なくないでしょう。

この記事では、プレス機械の能力の判断基準ともに、世界最大級のプレス機械についても紹介します。

プレス機械の能力の判断基準は3つある

プレス機械の能力を判断する基準は3つあります。

• 圧力
• トルク
• 仕事能力

それぞれについて簡単に解説します。

圧力

プレス機械の圧力能力は、成形時にプレスの構造部材が安全に耐えられる最大荷重を示します。

これは加圧能力とも呼ばれ、重要な指標です。液圧プレスとは異なり、機械プレスは過大な荷重が発生する可能性があるため、注意が必要です。

トルク

プレス機械のトルク能力は、下死点上の所定位置における能力を指します。

プレス加工は、下死点上の特定位置から始まり、下死点で完了します。この位置での能力がトルク能力です。

仕事能力

仕事能力は、スライド（上金型）が1回の運動で放出するエネルギーを示します。

モーターの出力とフライホイールの大きさに依存し、連続加工時に特に重要な役割を果たします。

世界最大級のプレス機械

日本エアロフォージ株式会社は、世界最大級の油圧鍛造プレスを所有しています。そのプレス機械の最大プレス荷重は50,000トンにも達し、驚異的な能力を誇ります。これは約80万人分の体重に相当します。

このプレス機械は、荷重と速度の制御範囲が広いため、異なる素材を最小の鍛造回数で加工し、高い寸法精度と特性を実現します。特に航空機や発電部材向けに、チタン合金やニッケル合金などの大型鍛造部品を製造するのに適しています。

日本エアロフォージは、この能力5万トン級の大型鍛造プレスを導入し、航空機産業を中心に国内外で需要拡大が見込まれる大型鍛造品の製造に取り組んでいます。

プレス機械は高価買取対象

日本メーカーのプレス機械は、海外で最ももとめられている工作機械の1つです。

実際に当社には海外クライアントから多くの依頼が寄せられています。

古くなったプレスや使わなくなったプレス機械を処分する場合には、ぜひ当社にご相談ください。