こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
世界でも高い技術と信頼性を誇る日本の工作機械メーカーは少なくありません。
中でも安田工業株式会社は、主に高精度加工機械や自動化装置を製造・販売しており、特に数値制御(CNC)マシニングセンターにおいて広く認知されています。
この記事では、安田工業が金型の大型化ニーズに対応するために開発した新型5軸加工機・YBM Vi50の特徴や注目すべき機能について解説します。
目次
YBM Vi50の特徴
YBM Vi50は、安田工業のベストセラー機である立形5軸加工機「YBM Vi40」をベースにしています。YBM Vi40の優れた性能を継承しつつ、さらなるサイズアップと機能強化が図られているのが特徴の1つです。
具体的には、専用設計された機械構造により、大型ワークでも高精度な加工を実現します。金型や大規模な部品の加工ニーズに適しているだけでなく、0.001mmの加工精度に対応しています。この高い精度によって、自動車や航空宇宙、半導体、医療機器など、幅広い産業分野で活用されます。
YBM Vi50の主な機能
ここでは、YBM Vi50の主な機能4つについて解説します。
- 移動量の大幅拡張: X/Y/Z方向の移動量がそれぞれ720mm、1,100mm、500mmとなっており、大型のワークでも十分な加工領域を確保します。
- 高速回転主軸: 主軸回転速度が100~24,000min-1という高速仕様であり、さまざまな材料や形状に対応した加工を可能にします。
- 自動ツールチェンジャー: 60本のATC(自動ツールチェンジャー)が搭載されており、作業効率の向上と多様な加工ニーズへの対応が可能です。
- FANUC CNC制御システム: FANUC 31i-B5 Plus(iHMI)という最新のNC装置が搭載されており、使いやすさと高い制御精度を両立させています。
まとめ
この記事では、安田工業の新型5軸加工機YBM Vi50の特徴と機能を解説しました。
YBM Vi50は、安田工業の技術力と豊富な経験を基に開発された、大型ワークの高精度加工に適した最新の5軸加工機です。その性能と機能は、幅広い産業分野での加工ニーズに応えることができるでしょう。
コメント