こんにちは、中古機械の高価買取を行なっている株式会社ダイナ広報担当・松本です。
今回は一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2023年10月分の工作機械受注統計速報を紹介します。
工作機械の受注統計は、製造業のみならず経済全体を判断できる重要な指標です。
確認して今後の推移を考察していきましょう。
目次
2023年10月|工作機械受注統計速報
日本工作機械工業会は2023年9月分の工作機械受注統計(速報)を、次の通り発表しました。
2023年9月 | 前月比 | 前年同月比 | 2023年累計 | 前年同期比 | 2022年度累計 | |
受注総額 | 1,120億2,700万円 | 83.6% | 79.4% | 12,435億600万円 | 83.7% | 1兆7,056億2,000万円 |
内需 | 336億2,800万円 | 74.7% | 75.5% | 4,058億5,800万円 | 78.8% | 5,816億6,300万円 |
外需 | 783億9,900万円 | 88.2% | 81.2% | 8,376億4,800万円 | 86.4% | 1兆1,239億5,700万円 |
受注総額の確報値は1,120億2,700万円で、前月比86.3%と前月より大幅に下降しました。
好調だった対前年同月比では79.4%と10ヶ月連続で前年同月比の実績を下回りまっているものの、好不況の判断の目安とされる1,000億円は2023年に入ってから連続で上回っています。
ただし、前年同月比で20.6%、前年同期比でも16.3%低い水準となっており、2023年当初から予測されていたように昨年を上回るのは難しい見通しです。
下降の原因は、中国の景気後退や半導体市場の停滞などが挙げられます。
受注額自体は高水準をキープしているため、今後の社会情勢や景気次第ではさらに上向くことも考えられます。
今後の工作機械の受注総額にどう影響するのか、確報が発表され次第、新しい情報をお伝えします。
まとめ
今回は、日本工作機械工業会2023年10月分の工作機械受注統計(速報)を紹介しました。
来月の受注統計が発表されましたら随時更新していきます。
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