こんにちは、中古機械の高価買取を行なっている株式会社ダイナの広報担当・松本です。
2023年の工作機械業界は、コロナ規制明けの2022年には劣るものの、好不調の判断基準となる受注総額1,000億円を毎月クリアしており、好調だったと言えます。
この記事では、2024年の工作機械業界を考察していきます。
目次
積極的な設備投資の可能性
財務省総合研究所の法人企業景気予測調査(令和5年10〜12月期)によると、2024年度の設備投資計画は、2023年度に続き伸長する見込みです。
九州を除く、他10地方では以下のように全てプラスが見込まれています。
【計上項目】
売上高
(前年度比増減率:%)
財務局等 | 業種 | 令和5年度 | ||
北海道 | 全産業 | (4.3) | 2.9 | |
製造業 | (7.5) | 3.9 | ||
非製造業 | (2.7) | 2.4 | ||
東 北 | 全産業 | (5.4) | 4.6 | |
製造業 | (8.5) | 6.8 | ||
非製造業 | (3.0) | 2.9 | ||
関 東 | 全産業 | (1.8) | 2.3 | |
製造業 | (2.7) | 2.1 | ||
非製造業 | (1.2) | 2.4 | ||
北 陸 | 全産業 | (6.8) | 6.6 | |
製造業 | (7.6) | 7.7 | ||
非製造業 | (4.8) | 3.9 | ||
東 海 | 全産業 | (4.5) | 6.4 | |
製造業 | (6.9) | 9.9 | ||
非製造業 | (1.6) | 2.1 | ||
近 畿 | 全産業 | (3.4) | 2.8 | |
製造業 | (3.4) | 2.0 | ||
非製造業 | (3.5) | 3.4 | ||
中 国 | 全産業 | (3.1) | 2.6 | |
製造業 | (3.3) | 4.0 | ||
非製造業 | (2.9) | 1.0 | ||
四 国 | 全産業 | (4.7) | 3.9 | |
製造業 | (4.7) | 3.6 | ||
非製造業 | (4.7) | 4.1 | ||
九 州 | 全産業 | (1.1) | ▲0.6 | |
製造業 | (▲1.2) | ▲4.4 | ||
非製造業 | (5.0) | 5.7 | ||
福 岡 | 全産業 | (6.9) | 7.8 | |
製造業 | (8.9) | 13.3 | ||
非製造業 | (6.0) | 5.0 | ||
沖 縄 | 全産業 | (5.1) | 9.5 | |
製造業 | (7.9) | 5.4 | ||
非製造業 | (5.0) | 9.7 |
2024年問題とされる人手不足が深刻化するなか、製造業では省力化に向けたDXが活発になると予想され、設備
投資行われるのではないでしょうか。
また、半導体サイクル、設備投資の動向は世界的にも下げ止まり、需要は増加に転じる可能性があるため、工作機械 の受注総額1,/000億をキープするのは難しくないのではないでしょうか。
まとめ
2024年の工作機械業界は昨年に引き続き、好調をキープできる可能性があるといえるでしょう。
経済的・地政学的なニュースにも注目しつつ、また景況感をお伝えします。
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