人材不足対策や生産性の向上、省力化で注目される工作機械のDX化

こんにちは、ダイナです！

日本では少子高齢化が進み、さまざまな業界で人材不足が起きています。

工作機械を使う製造業においては、CNCを搭載した機械や複合加工機、あるいは作業を補助する産業機械などを活用することによって、人材不足対策を行ってきました。

そのため、他産業に比べると比較的に生産性は保たれていると言われております。

しかし2030年には、国民の3割が65歳以上になるという高齢化社会に突入するため、製造業もさらなる自動化やデジタル化が求められます。

今回は、工作機械の人材不足対策や生産性の向上、省力化に関する情報を解説します。

製造業・工作機械における人材不足対策

製造業・工作機械業界で実施されている人材不足対策は3つあります。

1. 産業機械を活用した自動化
2. デジタル技術を導入したDX化
3. 省エネ効果を持つ機器の導入によるエネルギーの節約

それぞれについて解説します。

産業機械を活用した自動化

製造業では、産業機械を導入し人手で行っていた作業を自動化することによって、工数の削減に努めています。

労働者に代わって作業を代行してくれる産業機械を導入すれば、人手不足を解消して生産性の向上を実現できるだけでなく、重労働による怪我のリスクなども軽減できます。加えて、24時間稼働し続けることも可能です。

作業を代行してくれる産業機械は次のような種類があります。

• 自動搬送機
• ロボットアーム

産業機械を導入・活用する際は、工具の破損や機内の切り屑の処理方法などを事前にチェックして工夫することが重要です。

近年では、多軸ロボットアームを利用した自動化が進んでいます。

デジタル技術を導入したDX化

工作機械を活用した作業のみならず、生産管理や労働者の管理にもデジタル技術を導入したDX化が促進されています。

DX化とは、IoTやICT、AI、ビッグデータなどのデジタル技術を活用して組織全体を変革することです。

経済産業省の「製造業DX取組事例集」によると、次のようなDX化が実際に行われています。

• 製造管理ツールの活用によるエンジニアリングプロセスの可視化
• バーチャル技術を活用した生産、技術、品質の考えた・知見の共有
• 設計開発プラットフォームの活用によるノウハウの共有
  （参考：製造業DX取組事例集｜経済産業省）

ほかにもさまざまなデジタル技術を活用したDX化が進んでおり、今後起こり得る人材不足を解決に導きます。

省エネ効果を持つ機器の導入によるエネルギーの節約

近年話題となっているエネルギー不足を解消するために省エネ効果を持つ機器を導入します。

製造業で特にエネルギー消費量が高いのは電力と石油です。

例えば、オークマでは、工作機械用の新省エネルギーシステム「エコ・スイート・プラス」を同社製コンピューター数値制御（ＣＮＣ）装置に標準搭載し、電力使用量や二酸化炭素（ＣＯ２）排出の表示・記録、暖機運転の自動停止など既存システムから機能の拡大に努めています。

実際に、社内の門型マシニングセンターでＣＯ２排出の３０％削減を実証しました。
（参考：オークマ、新省エネシステムを工作機械に標準搭載 :: 機械と工具の情報サイト「ツールナビドットジェーピー」）

NC機械の高価買取実施中！

これらの中古機械をお持ちで買取ご希望の方は、ぜひダイナにご相談ください！

＼＼ダイナに相談してみる！！／／