工作機械受注統計速報｜2023年4月分を紹介

こんにちは、ダイナです！

今回は一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2023年4月分の工作機械受注統計速報を紹介します。

工作機械の受注統計は、製造業のみならず経済全体を判断できる重要な指標です。

確認して今後の推移を考察していきましょう。

2023年4月！工作機械受注統計速報

日本工作機械工業会は2023年4月分の工作機械受注統計（速報）を、次の通り発表しました。

	2023年4月	前月比	前年同月比	2023年累計	前年同期比	2022年度累計
受注総額	1,326億7,300万円	94.1%	85.6%	5,268億7,400万円	87.3%	1兆7,056億2,000万円
内需	419億2,600万円	84.9%	78.8%	1,736億2,900万円	84.1%	5,816億6,300万円
外需	907億4,700万円	99.0%	89.1%	3,532億4,500万円	89.0%	1兆1,239億5,700万円

参考：工作機械統計2023年4月分速報｜一般社団法人日本工作機械工業会

受注総額の速報値は1,326億7,300万円で、前月比94.1%、対前年同月比では85.6%と4ヶ月連続で前年同月比の実績を下回りました。

好不況の判断の目安とされる1,000億円は27ヶ月連続で上回っているものの、前年同月比で14.4%、前年同期比でも12.7%低い水準となっており、2023年当初から予測されていたように昨年を上回るのは難しい見通しです。

ただし、受注額自体は高水準をキープしているため、今後の社会情勢や景気次第ではさらに上向くことも考えられます。　 　 　

シリコンバレー銀行の破綻などもあって、アメリカの利上げも一旦落ち着いていますが、インフレ率を考慮するとしばらく一定の水準は続くと考えられます。

今後の工作機械の受注総額にどう影響するのか、確報が発表され次第、新しい情報をお伝えします。

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