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2023年7月工作機械受注統計速報|前月比6.4%・前年同月比19.8%減少

今回は一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2023年7月分の工作機械受注統計速報を紹介します。

工作機械の受注統計は、製造業のみならず経済全体を判断できる重要な指標です。

確認して今後の推移を考察していきましょう。

目次

2023年7月!工作機械受注統計速報

出典:一般社団法人日本工作機械工業会

日本工作機械工業会は2023年6月分の工作機械受注統計(速報)を、次の通り発表しました。

2023年6月前月比前年同月比2023年累計前年同期比2022年度累計
受注総額1,142億5,100万円93.6%80.2%8,826億8,800万円83.8%1兆7,056億2,000万円
内需392億6,500万円96.1%75.6%2,913億4,800万円79.5%5,816億6,300万円
外需749億8,600万円92.4%82.9%5,913億4,000万円86.1%1兆1,239億5,700万円
参考:工作機械統計2023年6月分確報|一般社団法人日本工作機械工業会

受注総額の確報値は1,142億5,100万円で、前月比93.6%と前月より下降しており、対前年同月比でも80.2%と7ヶ月連続で前年同月比の実績を下回りました。

好不況の判断の目安とされる1,000億円は03ヶ月連続で上回っているものの、前年同月比で19.8%、前年同期比でも16.2%低い水準となっており、2023年当初から予測されていたように昨年を上回るのは難しい見通しです。

昨年の同時期では新型コロナウイルスの影響からの脱却により、半導体の需要が高くなり好景気が生まれていましたが、一巡したことによって落ち着いたことが要因とされています。

ただし、受注額自体は高水準をキープしているため、今後の社会情勢や景気次第ではさらに上向くことも考えられます。     

今後の工作機械の受注総額にどう影響するのか、確報が発表され次第、新しい情報をお伝えします。

まとめ

今回は、日本工作機械工業会は2023年7月分の工作機械受注統計(速報)を紹介しました。

来月の受注統計が発表されましたら随時更新していきます。

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