こんにちは、中古工作機械・高価買取を行なっている株式会社ダイナです。
以前に投稿させていただいた2023年8月の工作機械受注統計情報について、8ヶ月連続のマイナスであることが判明しました。
この記事ではなぜ8ヶ月も連続、そして8月に大きく減少したのかを、考察します。
工作機械受注統計額減少の原因の1つは中国景気の後退
工作機械受注統計額が減少している原因の1つは、ゼロコロナ政策や破綻が囁かれている恒大集団のなどの渦中にある中国と言われています。
日本工作機械工業会(日工会)が27日発表した8月の工作機械受注額(確報値)は、中国向けが前年同月比36%減の190億円で、日工会の稲葉善治会長(ファナック会長)は中国の受注動向について「他の主要市場が安定推移を続ける中で不調が目立っている」と指摘しました。
参考:8月の工作機械受注、中国向け36%減 8カ月連続マイナス|日本経済新聞
16歳から24歳の若年層失業率は、上海ロックダウン渦中の2022年4月前後に急上昇し、23年4月から6月にかけて20%を超え過去最悪水準を記録するなど、中国の雇用状況は悪化しています。
加えて不動産不況は深刻で、住宅販売の減少と価格の低下が続き、7月末の党政治局会議などで指導部は、不動産業界支援の方針を打ち出したものの、人々の住宅購入意欲は低く、不動産市場の調整は長期化が必至だとしております。
参考:中国景気概況(2023年9月) | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
まとめ
工作機械の受注額は、国内のみならず中国をはじめとする輸出国の景気にも左右されます。
受注額は減少していますが一定はキープしています。
今後の動向に注目することが重要です。
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