こんにちは、中古工作機械の高価買取を行なっている株式会社ダイナです。
クライアント元に訪問した際、人手が足りないという声を聞く機会は少なくありません。
日本は少子高齢化が進み、生産年齢人口が減少しているため、働き手の確保が今後さらに困難になるでしょう。
産業全体の中ではDXが進んでいるとされる製造業ですが、実際のところどうなのでしょう?
今回は、2023年「ものづくり白書」をもとに、製造業の人材雇用と就業動向について解説します。
全産業よりも製造業の雇用状況は良好
製造業の就業者数は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響を受け減少しましたが、2021年は1,045万人、2022年は1,044万人とほぼ横ばいです。
また、若年就業者数は2012年以降はほぼ横ばいであることが以下の図によりわかります。
中小企業における産業別従業員数過不足DIをみると、製造業は2020年に新型コロナウイルス感染症の
感染拡大による影響を受け過剰に転じましたが、それ以降不足に転じ、2022年には全産業と同水準のマイナ
ス19.3と新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する以前の水準近くに戻っています。
製造業における高齢就業者数は、20年間で32万人増加している一方、女性就業者数は、20年間で91万人減少しています。
また、正規の職員・従業員の割合は、全産業の正規の職員・従業員の割合に比べて15.1ポイント高くなっているのが現状です。
離職対策に努めることが人材の確保につながる
今回は、製造業の雇用・就業状況について解説しました。
全産業の中では、製造業の状況は悪くないため、既存の人材を大切にすることが人的リソースの確保につながるでしょう。
昨今、議論・推進されている賃上げ、または福利厚生などを新たに考案することによって、働きやすい環境を整備しましょう。
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