こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
2023年は堅調な水位を見せた工作機械業界ですが、2024年はどうなるのでしょうか?
今回は、2024年の工作機械業界を考察していきます。
2024年後半に伸長する見込み
日本工作機械工業会の稲葉善治会長(ファナック会長)は、2024年の年間受注額が1兆5000億円になるとの見通しを示しました。
この数値は、2023年よりも微増する見込みです。
稲葉会長は、半導体や電気自動車(EV)などの需要が増え、工作機械需要を下支えするとみており、具体的には半導体の需要増加や自動車の新エネルギー対応のために後半に工作機械に対する新たな需要が見込まれると述べました。
トヨタの固体電池とは
トヨタ自動車はと出光興産と協業し、2023年10月12日に電気自動車(EV)向けの次世代電池である全固体電池を量産すると発表しました。
全固体電池は、電解質が固体であるため、電気を伝えるイオンが速く動くことができます。
これにより、充電時間の短縮、航続距離の拡大、高出力化が可能になります。温度影響を受けにくく、高温・高電圧に強いため、安定性が高いという特徴もあります。
2027~2028年の実用化を目指しており、2027年度に国内で生産ラインを稼働させ、2027~28年に発売するEVに搭載して商品化することを目指しています。
開発中の全固体電池の性能は、充電時間が10分以下、航続距離約1200キロメートルです。
同社のEV「bZ4X」向けリチウムイオン電池と比べて充電時間は約3分の1以下に短縮し、航続距離は2倍に引き上げられます。
今後の工作機械業界に注目
当ブログでは、今後も工作機械業界の流れに注目、新たな情報を提供してまいります。
コメント