こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
今回は一般社団法人日本工作機械工業会が発表した2023年12月分の工作機械受注統計確報を紹介します。
工作機械の受注統計は、製造業のみならず経済全体を判断できる重要な指標です。
確認して今後の推移を考察していきましょう。
2023年12月|工作機械受注統計確報
日本工作機械工業会は2023年12月分の工作機械受注統計(確報)を、次の通り発表しました。
2023年11月 | 前月比 | 前年同月比 | 2023年累計 | 前年比 | 2022年度累計 | |
受注総額 | 1,270億8,800万円 | 109.7% | 90.1% | 1兆4,860億519万円 | 84.5% | 1兆7,056億2,000万円 |
内需 | 382億5,100万円 | 117.0% | 90.5% | 4,768億2100万円 | 79.0% | 5,816億6,300万円 |
外需 | 888億3,700万円 | 106.8% | 90.4% | 1兆96億9800万円 | 87.3% | 1兆1,239億5,700万円 |
受注総額の確報値は1,270億8,800万円で前月比109.7%と前月より上昇しましたが、復調した2022年と受注総額を比較するとおよそ5,000億円弱低い結果となりました。前年よりも15.5%低い水準となっており、2023年当初から予測されていたように昨年を上回ることはできませんでした。
ただし、好調だった対前年同月比では90.1%と12ヶ月連続で前年同月比の実績を下回りまっているものの、好不況の判断の目安とされる1,000億円は2023年に入ってから連続で上回りました。
前年よりも下降した原因は、中国の景気後退や半導体市場の停滞などが挙げられます。
受注額自体は高水準をキープしているため、2024年の社会情勢や景気次第ではさらに上向くことも考えられます。
今後の工作機械の受注総額にどう影響するのか、来月の速報が発表され次第、新しい情報をお伝えします。
まとめ
今回は、日本工作機械工業会2023年12月分の工作機械受注統計(確報)を紹介しました。
来月の受注統計が発表されましたら随時更新していきます。
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