こんにちは、株式会社ダイナの広報担当・松本です。
円安の進行が進むなか、工作機械業界にも大きな影響が及ぶことが予想されます。
本記事では、円安が工作機械業界に与える影響について解説します。
目次
円安による製造業・工作機械業界への影響
円安になることで工作機械を含む製造業には次のような影響が考えられます。
輸出産業の活況
円安によって輸出が促進されます。外国からすると安価で日本製品が手に入るためです。特に、自動車や電子機器などの大口輸出製品は円安の恩恵を受けやすい傾向があります。
輸入原材料費の上昇
製品の生産に必要な原材料費が、円安によって上昇する可能性があります。
例えば、材料コストやエネルギーコストの上昇が懸念されます。特に、石油や金属などの国外からの依存度が高い原材料は影響を受けやすく、製造コストの上昇を引き起こしかねません。
経済指標と工作機械受注
最近の経済指標によると、中小企業の景況感指数は低下しています。しかし、工作機械受注統計では、一部回復の兆しが見られます。特に国内向けの受注が大幅に回復したことが注目されます。
工作機械業界は、円安の影響を受けつつも、自動車生産の回復や設備投資の拡大によって上昇する可能性があります。また、グローバル製造業PMIの改善や企業の業績予想の上向きなど、楽観的な要因も存在します。
参考:工作機械受注が教えてくれる景況感(2024 年3月) 日本株が梯子を外されるリスクは低下した | 藤代 宏一 | 第一生命経済研究所
まとめ
円安の加速が工作機械業界に与える影響はすくなくありません。今後の市場動向に注目しましょう。
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